ゼロからのDIY!(2)~構想編~

ゼロからのDIY!(2)~構想編~

しゅんです。

この「ゼロらかのDIY!」では、本格的なDIYをゼロから始めたいという方のためにきっかけ作りから完成に至る過程を考え方や材料・道具の使い方、作業のコツを交えながら順を追って解説していくシリーズです。

すべての内容は私が見たり聞いたり試したりした中から独断と偏見で選んだ最良と思われるやり方や考え方を掲載するもので、プロや職人さんの高度な技術ではないことをご了承ください。

そういったことを加味しつつ自己責任のもと、少しでも皆さんのお役に立てていただければ幸いです。

2回目のテーマは~構想編~です。

 

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「構想」を充分に練ってわがままを詰め込む!

「きっかけ」によってDIYをしたい意欲がしっかりと沸いたところで、次に「構想」を練っていきます。

せっかくDIYをするのですから、市販品と同じようなものを作っても結果的に高くついてしまうだけになってしまいがちなので、自分が実現したいわがままを実現することが大切です。

構想をしっかりと練ってから具体的な寸法を落とし込む設計に入らないと、設計図を何度も書き直すことになってしまいます。

 

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まずは全体のサイズを検討する

DIYで製作した作品をどんなサイズにするか検討しましょう。考え方としては大きく2つです。

 

1、作品を設置する場所にあったサイズにする

置く場所にはその作品が大きすぎたり、出っ張ってしまっては邪魔になってしまうかもしれません。逆に小さすぎてしまえば役に立たなくなったり、スペースに無駄ができてしまうかもしれません。設置場所にピッタリなサイズを充分に検討しましょう。

 

2、収納したいものに合わせたサイズにする

これをここに収納したい!と思っても入らなかったら意味ないですよね?収納したいもののサイズをしっかりと把握した上で、引き出しや戸棚のサイズを決めるとシンデレラフィットして満足度は最高です。こちらも無駄なスペースにならずに済みます。

 

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内部構造を検討する

収納するものに合わせて内部構造を検討します。引き出しや戸棚、オープンラックなどの選択です。それと収納するものの重量に合わせた強度の確保も重要です。

 

引き出しの場合は、小物を収納したいときに

雑然となりがちな文具や道具類、アクセサリーなどの貴重品、たたんだ服、書類、高さの低い食器などでしょう。それと目線より低い位置に引き出しを付けないと中身が見えず、取り出しにくくなります。

 

戸棚の場合は、立てておくものに

本や書類ファイル、アルバムやCD・DVD、お皿やコップなどの食器類、洗剤などのボトルに入ったもの、かばん、布団、季節の装飾品、箱に入ったもの、季節家電などです。戸棚は高い位置でも低い位置でも問題ありません。

 

オープンラックは、ディスプレイや見せる収納・使用頻度の高いものを

本はもちろんのこと、雑貨をディプレイとして置いたり、雑誌やおしゃれな食器などをあえて見せて収納したり。電子レンジやトースター、炊飯器などは使用頻度が高いですし、放熱の問題もあるのでオープンに設置しますよね。ホコリが被るので、こまめな掃除が必要です。

 

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材料・外観・デザインの検討

引き出しや戸棚などを組み合わせて全体の外観やデザインを検討していきます。

 

使用する木材を検討する

材料はとても種類が多く、どれを選べばいいかわからなくなります。すべてを挙げるときりがないので私が良く使う材料だけをご紹介します。

 

・シナランバーコア…表面が滑らかで木目を生かしても、塗りつぶしても可。強度は弱め。

by カエレバ

 

 

・シナベニア…上記と特徴が似ているが、強度は高め。重量物の収納に適する。

by カエレバ

 

 

・ラワンランバーコア…表面は荒いので、内部のあまり見えない部分に使う。引き出しの箱部分に使用。

by カエレバ

 

 

・ホワイトウッド…表面は少々荒い。反りやねじれがある。強度は弱めだがコストが安い。

by カエレバ

 

 

・MDF…内部に使用することがほとんど。強度は弱めで、釘やネジがきかない。引き出しの底部分に使用。

by カエレバ

 

 

・ゴム集成材…木目を生かしても、塗りつぶしても可。強度が強いので、テーブルトップに使用。

by カエレバ

 

 

この他にもたくさんの種類がありますので、好みや強度、予算に合わせて自由に選びましょう。

 

引き出しレールや丁番、つまみ等の家具金物を選ぶ

これまた種類がとても多いので私が良く使うものをご紹介します。

 

・2段式スライドレール…2/3ほど引き出せるレール。コストが安い。取付精度が多少低くても大丈夫。

by カエレバ

 

 

・3段式スライドレール…全体を引き出せるレール。コストは高め。重量物でも対応可。取付精度がシビア。

by カエレバ

 

 

・スライド丁番…戸棚扉用の金具。位置の微調整が可能。コストも安い。座繰りドリルが必要。

by カエレバ

 

 

・つまみ・取っ手…これは好みの問題なので、全体のデザインに合わせて選ぶことを楽しみましょう。

収納したいものが特殊な場合はこれ以外にもいろいろな家具金物が販売されていますので、調べてみてください。

 

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仕上げ方法の検討

塗装は結構面倒なので木材そのままの無塗装仕上げの方が多いようですが、何らかの塗装をした方が日焼けや汚れから作品を守り長持ちさせることができますし、上達してくると手作り感がなくなり高級感を出すことができます。私も最初は下手でしたが、水性の塗料やニスを使うようになってから早い段階で上達することができました。

私のおススメは水性の塗料とニスです。ひと昔前までは水性塗料は塗膜が弱いと言われていましたが、最近の商品はそんなことはないようです。
・匂いが少ない…室内で作業するうえでは重要。家族からのクレーム回避にも!
・乾きが早い…これも室内で作業すると場所をとるので、早く乾く方が都合がいい。
・刷毛の手入れが楽…うすめ液が水なので、刷毛を洗面所で洗うことができる。刷毛も長持ち。

 

木目を生かす

木目を生かしたまま着色したい場合はポアーステインを使用します。好みの濃度になるまで重ね塗りし、その後ニスを上塗りして仕上げます。もちろん木の色そのままがいい場合はニスのみで仕上げます。

by カエレバ

 

by カエレバ

 

 

木目を潰す

木目を目立たなくして塗り潰す方法です。ペンキを使用します。最近は水性のペンキでもしっかりと木目を塗り潰すことができます。以前カッティングシートを木に貼って仕上げたこともありましたが、やはりコストが高くなってしまいますし、角などの処理が難しかったので今は使用していません。

by カエレバ

 

 

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最後に

この構想の段階が一番時間がかかると思います。私もひどい時には1年かけて構想を練ることがありました。逆に構想の段階でどうしても納得がいかずに製作に至らなかったものもたくさんあります。その理由は構造的にも予算的にも様々です。でも勢いで材料を先に買ってきて、いざやり始めたらうまくいかずに途中で挫折するよりはよっぽどいいですね。(実際そんな失敗もありました…)

構想を考える上でのヒントは身近にたくさんあります。ネットで検索するのはもちろんですが、既製品がどのように作られているかを見ることをおススメします。私の場合は大手家具屋さんに出かけて、買いもしないのに売り場をうろうろするなんてことはしょっちゅうです。

完成した姿を想像して楽しむことが良い作品を生み出す原動力になりますね。次回は~設計編~へと続きます。