新作業台 製作詳細

新作業台 製作詳細

2018年6月に新しく作業台を作り直しましたので、製作詳細をご覧ください。

きっかけ

以前から使用していた作業台は、あるサイトで紹介されていた物をそのまま作らさせていただき、使用していました。

使い勝手はそこそこ良かったのですが、天板に使った材料があまり良くなくて厚さにばらつきがあり、のせた材料が水平に置けませんでした。

使うたびにイライラが募るばかりなので、そろそろオリジナルの作業台を作ってみようと思った次第です。

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構想

せっかく作り直すのでコスト重視ではなく、今まで培ってきた経験にそくした最高の作業台を作りたいと思いました。

この作業台の役割をまとめてみると

1、手ノコやPカッターなどの手でのカット作業

2、ドリル、トリマーやジグソー、サンダーなどの電動工具作業

3、カンナ作業

4、塗装作業

5、組み立て作業

6、椅子や踏み台として

考えてみるとほとんどの作業をこなしていました。

ちなみに私は電動丸ノコは一切使いません。というか持ってまいません。

大怪我をする恐れがありますし、マンションでは音が大きいです。ある程度の直線カットは手ノコでも問題ありません。

あと重要な要素としては、クランプが挟みやすいことです。

以前の作業台は若干クランプが使いづらかったので、そこは大幅に改善したいところです。

デザイン的にもちょっと良く見せるために、足の部分を斜めにしてみたいと思います。それにちゃんと着色と塗装をしてどこにおいても恥ずかしくない、単なる作業台ではない外観にしようと思いました。

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製作詳細

材料の手配

まずは材料の手配。

天板部分はゴム集成材を使用。硬い材質で天板向きの集成材としては安価です。板厚が正確で水平に物を置けると思います。

足の部分はホワイトウッドで、非常に安価です。そのかわり節や穴、ヤニツボがあり、反りや板厚のばらつきがあります。デメリット部分は加工や組み立て時に何とかカバーできる範囲だと思います。

それぞれをネット通販で購入し、直線カットまでを依頼して送ってもらいます。

ここでちょっと話はそれますが、ネット通販のカット加工はおおいに利用すべきと考えます。

電動丸ノコを使わないので、長い直線はちょっと辛いのと、カット加工をお願いした方が正確性も高いですし、マンションでDIYするのになるべく小さい状態で搬入した方が置き場所にも困らないからです。

以前はこだわって原板のまま購入して一から自分でカットしていた頃もありましたが、疲れるだけだと今では思っています。

 

カット加工

新作業台_斜めカット後

届いた材料に斜めカットを施した状態がこの画像です。

私が愛用しているのはソーガイドという手ノコ用のジグです。直角切りはもちろん、任意の斜めカットも調整次第で正確にできます。設計図通りの角度で複数の材料をカットすることができました。

 

新作業台_組み立てイメージ

カット後、各材料を並べてみたのが上の画像です。

研磨加工

次に材料を電動サンダーでヤスリがけをします。ホワイトウッドの場合は木の表面が荒い場所が結構あるので、60番→120番→240番の順にかけます。

ゴム集成材は120番→240番です。

ここでは面取り作業は行いません。後ほど作業しますので、あえて角張ったままにしておきます。

十分に研磨カスを雑巾で丁寧に拭きあげます。

 

組立加工

組み立てる時が一番楽しいですね。でもこれまでの作業を正確にやらないとうまく組み立てることができずに、一気にモチベーションが下がる工程でもあります。ドキドキです。

まずは両サイドの足のをAの字に組み立てます。

新作業台_クランプで圧着保持

今回は斜めにカットしてあり、非常にずれやすいので、いきなりネジ止めではなく、接着剤とクランプで固定をしてからネジ止めします。

工夫点として、クランプで圧着保持する際に斜めカットした端材をあて木にして安定して締め付けています。

一晩寝かせて接着剤が固まったら、ネジ止め作業です。

今回はネジの頭を隠すために埋木というテクニックを使います。

これには便利なドリルビットが市販されています。普通鋼皿取錐&埋木錐です。

新作業台_皿取錐  新作業台_下穴とダボ穴あけ

まずは皿取錐で下穴とダボ穴を同時に空けます。

新作業台_ネジの様子

こにネジを入れ締めます。

新作業台_埋木錐 新作業台_埋木作成

次に同じホワイトウッドの端材で、埋木ダボを埋木錐を使って作ります。

新作業台_接着剤注入 新作業台_埋木打ち込み

そのダボを先ほどネジ止めした穴に接着剤を入れてから叩き込みます。

新作業台_埋木カット 新作業台_埋木やすり掛け

そしてアサリのないノコギリで余分なダボを切り落とし、紙やすりで仕上げれば完成です。

新作業台_埋木仕上がり

ネジの頭が見事に目立たなくなりました。

新作業台_足の完成 新作業台_足の完成2

このように他のネジ止め、埋木作業を全て行って両サイドの足が出来上がり。今回2台の作業台を作るので4つ作りました。

新作業台_足同士をつなぐ 新作業台_足同士をつなぐ2

次はこの両サイドの足を4本の横棒で繋ぎます。手順は同じように接着剤とクランプで固定し硬化後にネジ止め、埋木作業をします。

新作業台_再び埋木作業 新作業台_ネジ位置を干渉しないようにずらす

この時注意する点は、ネジが交差するので、干渉しないように若干上下にずらしてネジ止めします。

足が完成したら、最後の組み立て工程に移ります。天板の取り付けです。

裏側からネジ止めでも良かったのですが、今回は木ダボ継ぎにすることにしました。

新作業台_ダボ穴空け

まずは足にドリルで垂直になるよう十分に注意しながら一定の深さで穴を空けます。

深さを一定にするにはドリルにドリルストッパーという冶具を取り付けると簡単です。この商品は木屑のはけがよく、使い勝手がとても良いです。お気に入りの冶具の一つです。

 

新作業台_マーキングポンチ 新作業台_天板位置調整

開けた穴にマーキングポンチをセットし、天板をのせて位置の微調整をじっくりと行います。

位置が決まったら天板を上から押し付けてダボ位置をしっかりマーキングします。

新作業台_天板穴あけ

位置が決まった天板にドリルで穴を開けます。この時も垂直になるように注意します。

新作業台_仮組 新作業台_仮組2

穴が空いたらダボを入れ、天板をはめてみます。この時はまだ接着しません。

新作業台_マスキング位置の印付け 新作業台_マスキング

うまくはまることが確認できたら、シャーペンで天板裏に足の位置をなぞっておきます。一度天板を外して後ほど塗装をするときにこの部分を塗らないよう、マスキングテープで覆います。

反対の天板も同じように加工します。

新作業台_仮組3 新作業台_仮組4

組立加工の最後はすべての角を紙やすりで面取りします。

塗装

新作業台_着色

まず足の部分だけ着色します。

私がいつも愛用しているのはワシンペイントのポアーステインです。今回はオールナット色を使用しました。

3回塗りして好みの濃度になりました。

私の場合、2回塗り→軽く400番紙やすりがけ→1回塗りで着色完了しています。

次にニス塗りです。ニス塗り→軽く400番紙やすりがけ→ニス塗りで仕上げ。

新作業台_着色ニス塗り完了

天板は着色はせずにニス塗り→400番→ニス塗り→400番→ニス塗りと3回塗りで仕上げました。

 

最終組立

新作業台_天板を接着 新作業台_天板圧着保持

塗装が終わったら足にダボを入れ、接着剤を塗り、天板をはめてクランプで圧着保持します。クランプが足らないので片側ずつやりました。

接着剤が乾いたら完成です。

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まとめ

新作業台_完成

思い通りの雰囲気に仕上げることができました。

これならどこにおいてあっても恥ずかしくはないでしょう。

実際作業をしてみると傷つけたくないのでより丁寧に作業をするようになりました。

作業台を気にして作業をするのはわずらわしい方もいらっしゃると思いますが、あくまで趣味のレベルなので私は気になりませんでした。

使いにくかった点も全て解決できましたので、これからいろいろな作業をするのが楽しくなりそうです。